円形脱毛症の治し方
円形脱毛症は免疫異常が引き起こす一種の病気で、この症状には様々な治療法があり、その脱毛症のタイプによって方法を変えてやる必要があります。
最も簡単な治療は塗り薬によるものです。
これにはステロイド剤が使用されますが、発症部位が皮膚の内側であることから効果は限定的です。
それ以外の円形脱毛症の治し方としてよく用いられるのが、内服薬で免疫機能を抑制するなどの方法です。
他にも入院を伴った全身治療として紫外線治療もあり、タイプに応じて治療法を選択していきます。
いずれの治療方法も一定の期間が必要であることに変わりがなく、また再発の可能性もあることから再発予防のための対策も重要です。
脱毛症は免疫異常だけではなく、それを発症するストレスの類を取り除くための生活習慣を身に付けることも必要です。
円形脱毛症の針治療
円形脱毛症は免疫異常を主な原因とする病気で円形の脱毛巣ができるものですが、この脱毛症には様々な治療法があり、西洋医学に基づいた方法だけではなく漢方など東洋医学でも行われています。
針治療もそうした東洋医学によるもので、こうした方法では患部付近に刺すことで刺激を与え発毛を促します。
それ以外にも自律神経の機能を向上させるために、円形脱毛症の患部以外の場所に針を使って治療を施すことがあります。
自律神経の機能が向上することで、脱毛症を起こしている免疫異常を抑制する効果があります。
針治療における療法で重要なのは、体内から免疫機能を抑制し自分の力で発毛を促す点で、こうした考え方は東洋医学全般に見られるものです。
人によって効果は変わりますが、単発型であれば１ヶ月程度で治癒することもあります。
かぶれを利用した治療
円形脱毛症は丸く髪の毛が抜け落ちる病気で免疫異常が原因であるとされていますが、その治療法には様々な方法があり、その方法の多くは免疫機能を抑制するためのものです。
しかし、この方法はきつい成分の薬を内服するため副作用が大変気になるものです。
こうした薬の内服に変わる円形脱毛症を治す方法にかぶれを利用した治療方法があります。
これは特殊な薬品で人工的に皮膚に炎症を起こし、そこに免疫機能を集中させるというものです。
こうした療法をかぶれ療法といい、ほとんどの症状に有効な治療方法です。
また副作用が少ない円形脱毛症の療法として、かぶれによる治療は子供へも適用されており、皮膚炎などを併発していない限りは最も有効で安全な療法となっています。
円形脱毛症はまだまだ研究が必要な病気ですが有効な治療法も増えてきており、生活習慣の改善とあわせて行うことでより効果を期待することができます。
ステロイドパルス療法
円形脱毛症は髪の毛が１０円玉のような形状で抜け落ちることから１０円ハゲとも呼ばれています。
しかし、これ以外にもその形状などによりいくつかのタイプがあります。
いずれの脱毛症の治療法もなかなか困難を伴うものが多く、特に脱毛巣が全身に及ぶものには悪性や汎発型などがあり、治療後もなかなかきれいにならないタイプがあります。
こうした円形脱毛症にはステロイドパルス療法と呼ばれる方法を用いることがあります。
円形脱毛症のステロイドパルス療法とは、注射を利用して全身に副腎皮質ホルモンを投与する方法です。
この方法はホルモンの投与を休止した場合などに再発することがあり、治療が長引いたり副作用が強いものであったりと難点があります。
しかし汎発型円形脱毛症にはステロイドパルス療法が最も効果的なため、医者と相談しながら決めていくのが最善の方法です。
円形脱毛症の治療は、専門医に診てもらうことが大事です。
なかでも最先端薄毛治療であるHARG療法を施術できるクリニックの評判が高まっています。
円形脱毛症の漢方治療
円形脱毛症には様々な治療法が考案されています。
患部の炎症を鎮めるための療法としてドライアイスを用いる方法もありますが、これは痛みを伴うこともあります。
こうした円形脱毛症で、体質にあわせて免疫力をコントロールしようとするのが漢方治療です。
円形脱毛症の漢方治療としては頭皮の血液循環を良くし、血行を改善するための薬が用いられます。
また円形脱毛症の漢方治療では免疫機能のコントロールのために、免疫調整機能を持った薬もよく使われます。
特にこの方法では症状に応じて薬の種類を変えるため、この薬が絶対に効くというものではありませんが、体の中から免疫機能をコントロールできるように調整していきます。
そのため中にはストレスを軽減するような薬もあったり、あるいは血管拡張作用のある薬を処方したりもします。一例として牡蠣や芍薬などが用いられています。
鍼灸治療
円形脱毛症は免疫異常やストレスなどにより引き起こされる脱毛を伴う病気です。
軽度のものであれば簡単な治療や、時には何もしなくても半年程度で自然治癒することもあります。
この症状の治療法には東洋医学や西洋医学でも様々なものがあり、症状に応じて対応しています。
特に円形脱毛症の治療で副作用を伴わないものとして鍼灸治療などもよく行われています。
円形脱毛症を鍼灸で治療する場合は、患部に直接針を刺したり灸を据えることがあります。
人によっては痛みを恐れることがありますが、注射をするよりもずっと簡単なもので痛みもあまりありません。
また梅花針と呼ばれる特殊な針を使って脱毛巣を軽く刺激することで血行を良くし、血液の循環を改善することで発毛を促す治療も行われています。
