円形脱毛症に負けない

円形脱毛症に負けない

円形脱毛症と皮膚科


大抵は、病院の皮膚科に行けば、円形脱毛症の治療をしてくれます。

また、一般的な皮膚科とは分けて、円形脱毛症の専門外来を設けている病院もあります。
専門外来では一般的な皮膚科では備えていないような、治療器具を導入していたり、先進的な治療法を行なっていたりするところがあります。

円形脱毛症の治療に当たっては、ステロイドを用いることが珍しくありませんが、副作用の大きい薬ですので、その効果とリスクを十分に理解した医師に処方してもらうことがとても大切です。
しかしながら、円形脱毛症の専門外来を設けている病院は残念ながらあまり多くはありません。

自分の住んでいる地域に専門外来がない場合は、皮膚科で診てもらうことになります。
その際は、インターネットなどで、その皮膚科が円形脱毛症の治療を得意としているかどうか事前に調べておくことをお勧めします。

円形脱毛症の初診に適しているのは皮膚科


円形脱毛症になった場合はできるだけ早めに病院で診てもらうことが大切です。
その場合、初診に適しているのは皮膚科や皮膚泌尿器科です。
インターネットを使えば、自分の住んでいる地域近辺で、円形脱毛症の治療が得意な皮膚科を見つけられる可能性もありますので、事前に調べてみることをお勧めします。

円形脱毛症はかゆみや痛みといった自覚症状が伴うことがないので、突然、毛髪が抜けたような印象を受けますが、実際のところは、いっぺんに大量に抜けている訳ではありません。

また、一箇所だけが抜ける単発性のものや、何箇所も抜ける多発性のもの、頭の髪の毛すべてのものが抜けてしまう全頭脱毛など、症状もそれぞれ異なります。
原因も色々あり、精神的なストレス、自己免疫の異常、アトピー性皮膚炎などが考えられ、治療の第一歩は原因を正確に特定するところから始まります。

名医であればあるほど良い


円形脱毛症は自然に治るケースも少なくありませんが、症状が長期間にわたって収まらなかったり、悪化したりすることもあります。
悪化すると、脱毛箇所が増えたり、あるいは全頭型脱毛、汎発型脱毛などの難治性になったりすることも考えられますので名医に診てもらうことが必要です。

円形脱毛症は世間一般の人に広く知られている病気ですが、その原因や症状、治療法に関して言えば、正確に知られているとは言えません。
外用治療としてよく用いられている薬のひとつにステロイドの副腎皮質ホルモンがあります。
ステロイドを塗布したり、局所注射の形で用いられたりします。
難治性の場合、PUVA療法と言われる紫外線を照射する治療も行なわれます。

自己免疫の異常が認められるケースでは、SADBEなどの化学物質を使った、接触免疫療法が行なわれます。
脱毛箇所に人為的炎症を起こさせることにより、免疫の攻撃を逸らさせる効果があります。