円形脱毛症に負けない

円形脱毛症に負けない

その他、様々な知恵

円形脱毛症後の産毛

円形脱毛症にはいくつかの種類があり、毛の抜け方に応じて呼び方が違います。
すべての円形脱毛症に共通している点は毛根の跡がはっきり残った脱毛巣ができることです。
この症状は治療によって治りますが、症状によって治療期間や経過が異なってきます。

脱毛症の治癒段階において初期では産毛のような状態で毛髪が生えてくることがありますが、時間の経過とともに正常な毛髪の状態に戻っていきます。
しかし、円形脱毛症の種類によっては再発することもありますので要注意です。

また円形脱毛症によってできた脱毛巣に、産毛が生える状態から治療が進まずに再発することもあります。

円形脱毛症で毛が抜けた跡に産毛が生えてくるのは治療の成果として喜ぶべき点ですが、こうした症状の改善が見られても長い期間をかけて治療するしかないものですから、途中でやめずに継続した治療と医師の指導が必要となってきます。

蛇行型の脱毛巣

円形脱毛症の種類の中で汎発性と呼ばれるものは治療が長期にわたり非常に治りにくい病気です。
この中で、子供に多く見られるのが汎発性円形脱毛症の蛇行型です。

円形脱毛症の蛇行型は特徴として髪の毛の生え際や側頭部、後頭部などに脱毛巣が広がり、時として1つの円形ではなく蛇行したような跡になって脱毛が進むことです。

円形脱毛症が蛇行型で発症するのは原因がよくわかっていませんが、アトピーなどの免疫異常や体が発達している最中のために免疫機能が正常にコントロールできていないことも考えられています。
いずれにしても脱毛症は大人だけの病気ではなく子供でも発症し、時には大きな心の負担になることもあるため十分な理解と注意が必要になります。

円形脱毛症にはいろいろな種類がありますが、脱毛巣が長期にわたって治らない場合や転移、広がりを見せる場合は、医師の指導で根気強く治療を続けるようにする必要があります。

円形脱毛症の予防法

円形脱毛症は年齢や性別を問わず発症する可能性のある病気ですから確実な予防法は今のところありません。
特に原因が完全に究明されていないということもその一因になっています。
しかしながら免疫機能の異常が最も深く関わっていることがわかっていることから、体の機能を正常に保つことが円形脱毛症に最も有効な予防法の1つと考えられています。

体の免疫異常を引き起こさないためにはさまざまな方法が考えられますが、規則正しい生活やストレスをできるだけためない生活が重要だと言われています。

また円形脱毛症だけではなく抜け毛などの予防法として、頭部の血行を良くするようなことも有効な方法です。
脱毛症を防ぐためにできることは言い換えると、そのまま健康な体作りを行う生活にもなります。
いかに体の機能を正常に保ち続けるかが鍵となります。

円形脱毛症予防の食事

脱毛症に限らず、最近では体の不調から来る病気が増えています。

円形脱毛症は免疫異常が原因とされていますが、免疫異常の原因は様々で、ストレスなども深く関わっていると言われています。
このような免疫異常やそれによる脱毛症を防ぐためには正しい食事を心がけることが重要です。

円形脱毛症を防ぐ正しい食事とは、必要な栄養を適切な量だけとることで、健康な体作りに役立つものです。
特に円形脱毛症になりにくい体にするための食事としては、亜鉛などの必須ミネラルとビタミン類をバランスよく摂取することが重要ですが、中でも欠かせない食材が貝類です。
あさりや牡蠣などは亜鉛を豊富に含んでおり、細胞分裂を正常に行うために必要です。

また、発毛に必要なビタミンB群をこれらの貝から摂取することもできます。

円形脱毛症は病気ですので、予防法としての食習慣などは軽視できないものです。